投資用の不動産を買おうかと考えています。
といっても、昨年夏以来、なかなかいい物件には巡り会えていませんが。。。
が、マキさんのブログを見ると、いまは投資不動産のブームで、やめたほうがいいとのこと。
鈍い私はブームということすら、知りませんでした。
ってことは、まだまだ、物件の価格は下がるとお考えでしょうか?
非常〜に難しい質問であることは承知しておりますが、「投資ブームに乗った人が、投げ売りをする」と書いていらした理由が知りたいのです。(単に、利回りを計算しないで買ってしまった人が投げ売りする、という意味ではなく、まだまだ不動産は下がりますよっって意味でしょうか)
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回答
以前の投資用不動産についての質問を読まれたうえでの、ご質問ですね。
まず最初にお断りしておきたいことは、不動産投資は今までも資産を増やすための有効な手段でしたし、これからもそれは変わら無いだろうとは、私も思っていることです。
決して不動産投資に、悲観的な訳でも、否定的な訳でもありません。
たとえば今、ライブドアショックで、株式市場は混乱しているようですが、株式投資は昨日まで元気がよかった会社の株が、1日で状況が変わることがあっても少しもおかしくありません。
過去にも雪印や、その他の有名企業が不祥事や事件を起こし、株価が暴落したケースがたくさんあるのを見ても、不動産投資には不動産投資なりの利点があると思っています。
では、私がなにを言いたいのかというと、不動産投資はこれからも有利な投資対象であり続けるでしょうが、今は投資対象の時期ではありません。と言いたいのです。
今の不動産投資を取り巻く状況は、完全なバブル状態です。
銀行や生保、優良企業のあり余ったカネが、行き場を失って、不動産ファンドに、流れ込んでいます。
こうしたなかで投資用不動産を買うのは、株で例えるなら、高騰していつ下げてもおかしくない株を買う様なものなのです。
その株を買って、さらに高値で売り抜けられれば、それで良いのですが、それが出来なければ塩漬けにするか、損切りしないといけません。
高騰した不動産を買って、なおかつ利益をあげるのは、プロでも難しいことです。
転売はもちろん、保有しても元値が高ければ、利益は上がりません。
ファンドに投資している企業は、極端なことを言えば、損失を億単位で出しても、一向に構わない企業です。
現に株式で運用すれば、そうなることもあるわけですから。
ですから今は時期ではありません。
今、不動産投資で利益をあげられるのは、買う側ではなく、売る側です。
もしくは「私はこうして年収○○○○万円の大家になった」みたいなセミナーを開く側。
間違っても、聞きに行く側の人ではありません。(爆)
どうしてもというなら、高騰している投資用物件を買うのではなく、誰も目をつけていない市場を見つける必要があります。
ちなみに、今私は、自分のお客様には、ファミリータイプの中古マンションを買って賃貸にまわすことを勧めています。(投資用ではなく、居住用として造られたマンション)
北九州の場合だと、ファミリータイプのマンションは、例のマンション構造偽装問題以降、売れていませんから。
これは、株式の場合で高騰株の売買で儲けるのは、専門家以外難しいけれど、実態以上に評価の下がった誰も目をつけていない株を長期保有で持って、利益をあげるのは専門家でなくても可能だ、との考え方と同じです。
北九州以外の場所で、状況が同じなのかは分かりませんが、探せばそうした空白地帯が、あるのでは無いでしょうか?(その空白地帯は物件の場所かも知れませんし、物件種別であるかもしれません。)
それと投資金額・不動産投資に何を求めるのか?によっても、探すものは異なると思います。
それから、以前「投資ブームに乗った人が、投げ売りをする。」と答えているのは、そんなに深い意味はありません。
字句の通り、今回の不動産ブームに乗り、今後賃貸市場はどうなるのか?そうしたことを深く考えないで買った個人のなかには、投げ売りする人が必ず出てくる、との意味で書いたものです。
追記
ほとんど更新してないのですが、こんなのもつくってます。
不動産投資ネット
ヒマがあれば読んでみてください。
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